斜め上の科学

表面的にしか伝わりにくい科学のことをわかりやすく丁寧に、、受験勉強についても書きます

Scienceの世界における上下関係

これを見ている理系学部出身者はどれくらいいるのだろうか。

もし、熱心に?研究をしている人、そうしていた人なら経験したことがあるだろう。

 

担当教員との意見の対立

 

私も度々対立をしていたし、

互いの立場は違えど今でもそうである。

 

現実問題、上に立つ人間との意見の衝突は

相手を納得させないといざこざを生じる。

 

特に学術研究になると、教員は頭でっかちになっていて

『俺は今までこうやってきたからそうなんだ!』

とか

『お前なんかの考えがあっているわけがない!』

っている人も多いかと思う。

 

ただ、そういう人に限って周囲とのコミュニケーションが上手くできていなかったり

自分の立ち位置を把握できていない。

大学教員なんて教育者ではなく単なる研究者なのだから

人を育てるということができない人が思っている以上に存在する。

 

自分の研究には興味があるが、他の人の研究はどうでもいい。

他の人のことなんて知らない。

といった感じに。

 

このような場合どうしたらいいのだろうか。

 

私のとった行動は、とにかく論破する。

ものすごく嫌な顔はされたけど、相手がぐうの音も出ないほど理論で攻めてやった。

(というかチームリーダーのレベルが低くて隙だらけだったのもあるが……)

 

このような状態になればまだ救いがあるのだが、

いろいろ実権を握られている学生だと状況はきつい。

 

最近ではアカハラなる言葉もよく聞くので、そういう学生保護の観点に立った

大学内の組織も存在する。

ここ数年、アカハラが原因で学生が命を絶つ話も多いし

知らないところで辞めていく学生もいる。

 

博士になると卒業もかかっているので、成果をまとめないといけないが

指導教官が的外れなことをしていると非常に危険だ。

世の中には実績は凄いが中身が伴っていない研究者は沢山いる。

 

仕事をする上でもそうだが、上司の機嫌をとりつつ業務を行うことができる人

理にかなったことではないとやりたくない人

個々に対応の仕方は違うと思うが

scienceの世界については、結果ですべて示すことができる。

 

しかし、今の日本の現状では、遅くまで研究することや休みを返上で研究することが

未だに美徳であるとされている。

若い人材の芽を摘むことにもなりかねない、根性論は早急に廃止し

アメリカや欧州諸国のような集約型の研究スタイルに切り替えなければ

10年後20年後、日本の研究水準は先進国の中でも下位になりかねないと思う。

 

指導者の立場にいる人達には次世代のことも考えた教育や

これまでの風習を打ち破るようなスタイルを築いてもらいたい。

 

 

幹細胞治療の躍進

さてさて

そう言えば昨日、幹細胞治療に関するニュースが2報ありました。

 

1.アメリカの研究チームが人の細胞を持ったブタの退治を作成することに成功

2.日本の研究チームが異種動物間での細胞治療に成功

 

これらの話題は以前にも少しお話ししました。

 

scimnography-xxx.hateblo.jp

 

scimnography-xxx.hateblo.jp

 

 

1の方ですが、臓器再生の記事で紹介した東京大学の中内先生も取り組んでいたデーマです。

これは記事にもあるように、受精卵にヒトiPS細胞を混ぜることでヒトの細胞が混ざった状態で仔ブタが産まれてくるといった内容です。

 

マウスの体内でラットの臓器を、また逆にラットの体内でマウスの臓器を作ることには成功していたのですが

ヒトの細胞が入った個体は初めてです。

これは臓器移植のドナーが見つからず困っている患者さんに臓器を届けられるようになる可能性が大きくなると思ってよいでしょう。

 

ですが、ニュースで報じてはいなかったのですが

以前の記事にも書いたように異種動物の

言わばハイブリッドされた受精卵なわけですから

同然全身がキメラ(混ざり物)の状態です。

 

これで移植しようものならブタの臓器をヒトの体が異物として認識し

免疫力で除去しようとしてしまいます。

免疫拒絶が移植の最大の問題といっても過言ではないので

この問題をクリアこと、標的とした臓器が完全にヒトの細胞に完全に置き換わっていること

などが今後の研究課題でしょう。

 

2つの異種動物間での細胞治療は、先にも名前をあげた中内先生らの成果です。

これはマウスの幹細胞(ES細胞やiPS細胞)をラットの受精卵に移植し、

産まれた仔ラットから臓器を摘出、そして細胞を病気を持ったマウスに移植して

治療を行うというものです。

ここでは糖尿病のマウスへの膵島(インスリンなどを作る細胞)を移植しています。

 

これを聞くと

『ん?でも受精卵に他の動物の細胞を混ぜたら産まれてきた仔は混ざり物の状態って言ったよな?』

と思う方もいるでしょう。

 

実は最初に使ったラットの受精卵に細工がしてあり

遺伝子編集により膵臓をつくれなくしているのです。

となると仔ラットの体内はラットとマウスの細胞の混ざり物になりますが

膵臓だけはラット由来のものはなく、マウスの細胞に由来するものになります。

こうなるとマウスに移植しても異物として認識はされないので体内に生着します。

 

これもかなり画期的な技術でヒトにも応用出来る可能性はかなり高いと思います。

というのも臓器を丸ごと置き換えるにはさっき言ったように

ブタなど他の動物の細胞が混ざっていると拒絶されますが

細胞の移植ならヒトの細胞だけを単離する技術もありますし

万が一、(考えたくはないですが)ブタの細胞が混ざったとしても

それだけが拒絶、排除され、ヒトの細胞は生着します。

 

その万が一は本当に想像したくないですが……

 

何はともあれ最近再生医療の分野が活発でいいことです。

以前上げた網膜色素変性症や今回の糖尿病といった

対処療法しかなかった病気も完治できる可能性が見えてきました。

 

ただ、日本では倫理的な問題が厳しく、ヒトES細胞やiPS細胞の使用可能範囲が諸外国に比べ狭いのが問題です。

これでは日本の研究者が思ったように研究ができず、特許も外国に持って行かれてしまいます。

ですが、再生医療の分野は日本はかなり強い分野なので

この辺の法の整備も含め、今後の展開に期待したいところです。

 

全豪オープン

インフルエンザにかかり、仕事も多忙でさぼってしまいましたが……

 

 

いやぁーー!

個人的には近年稀に見る?良い大会だったのではないでしょうか!

 

2017年全豪オープンテニス

男子シングルス決勝は

R•フェデラー VS R•ナダル

 

女子シングルス決勝は

V•ウィリアムズ VS S•ウィリアムズ

 

なんか、10年くらい前はよく見ていた対戦カードでしたね。

個人的にはすごく感慨深い大会でした。

両決勝とも白熱のしあいでしたね。

 

1月30日付けのランキングで

フェデラー選手はこれで17位から10位へ

ナダル選手は9位から6位へ

ヴィーナス選手は17位から11位へ

セリーナ選手は2位から1位へ

それぞれランキングをあげることになります。

 

ちなみに今回決勝に進出した4人の選手は

みんな30歳以上なんです!

 

ヴィーナス選手が36歳で

セリーナ選手とフェデラー選手が35歳

ナダル選手が30歳となります。

 

そう考えるとテニス選手の選手寿命も長くなりましたよね。

男子の話ですが今回の大会でかつてBIG4と呼ばれた両選手の復活が見られましたし、

こりゃ今に上位にいるワウリンカ選手やラオニッチ選手

錦織選手の間に割って入る可能性が大です。

 

そしてテニス好きならご存知、長い休養を経て

昨年のリオデジャネイロオリンピックでは銀メダルに輝いた

デルポトロ選手の躍進も気になります。

 

私も最近は仕事仕事で全然テニス出来ていないので

これを機にテニスを再開したいところです。

 

あ、いま使っているラケットは

Wilsonの『Steam 99s』っていうラケットです。

 

特徴はストリングパターン(ガットの張り方)が16×15と

ほかのラケットに比べて3〜5本分少ないところです。

 

めちゃくちゃスピンかかるのでハードヒットしてもいい感じに入ります。

意識してスピン掛けるとエッグボールみたいになります。

 

本当にテニス再開したいです。

 

全豪オープン2017の波乱

なんと!昨年まで世界ランク1位だったジョコビッチ選手が

世界4大大会の1つ、全豪オープンでまさかの2回戦負け!

 

ジョコビッチ選手がセカンドウィークに残れないなんていつぶりなんだろう?

てくらいここ数年は強かっただけに驚きです。

とは言え勝者のイストミン選手のプレーはすごかったです。

ジョコビッチ選手が調子が悪いというよりイストミン選手がすごかったのでしょう。

 

しかし、昨シーズンの終わり頃からジョコビッチ選手の覇気というか

絶対に倒せないオーラが薄れている気がします。

あの時のオーラは全盛期のフェデラー選手を彷彿とさせるものがあったのに。

 

私はフェデラー選手の大ファンで

毎年ウィンブルドンは楽しみで楽しみで

寝不足になることは覚悟で毎晩遅くまで観戦していました。

 

当時のフェデラー選手は『一体誰が倒せるのか』というくらい強かったです。

結果的には全仏オープンではナダル選手が立ちはだかり

徐々に現BIG4と言われるジョコビッチ、マレー両選手も上がってきて

彼らでグランドスラムのタイトルを奪い合う状態になっていきました。

 

あの頃は私自身もそれまでやっていた軟式テニスから硬式テニスへと変えた時期だったので

大会の決勝を観てはマネをして、また別の試合を見てはマネをしての繰り返しでした。

 

軟式テニス経験者なら分かると思いますが

硬式テニスのバックハンドストローク、両手打ちはちょっとやりづらいですよね。

私はフェデラー選手が好きだったこともあって最初から片手打ちにしていました。

まあ参考にしたのはどちらかというと女子のエナン選手なのですが。

 

そんなフェデラー選手も昨シーズンの怪我から復帰して全豪オープンでは順当に勝ち上がっており

このまま行けば第4回戦で錦織選手との試合になります。

 

こんな書き方したら『どっち応援してんの?』みたいな感じですが

錦織選手のグランドスラム初タイトルも観たいし

フェデラー選手がグランドスラムタイトルを獲得してまだ戦えることを証明してもらいたいし。

難しいところです。

 

新BIG4の座を狙っている次の世代の選手たちからも目が離せませんね。

 

 

男脳と女脳

2日ほどバタバタしていて更新できませんでした。

 

なのでセンター試験もまだ全部解けていない……

 

地理と英語の筆記だけは解いて

 

地理79点

英語192点

 

でした。両方現役時より上がってる。笑

 

でも国語は132点

 

まあ古文漢文は思ったより忘れていました。

現代文はまあまあでしたが、やはり小説は点数取れないですね。

 

どうやら男性は評論文(第1問)、女性は小説(第2問)が得意だっていう人が多いようです。

これは人間の進化の歴史を紐解くと分かると言われていますが

そもそもの脳のつくりが違うからだそうです。

 

日常でも考えてみてください。

男性は割りと理屈っぽい人が多くて

女性は感情的だっていいますよね?

あくまでも統計的なものですが。

 

女性が相談を持ちかけてきたら

別に解決して欲しいわけではなく

共感してもらいたいだけって人も多いといいます。

 

これは一説によると古代まで遡るらしいです。

男性は家族にご飯を食べさせるために狩りをします。

大型の獣を狩るとなると、当然周りの人達と作戦を練って協力します。

そういう背景から男性は理屈っぽいというか『理論』の人

言うなれば理系が多いらしいです。

 

一方女性は家を守る側でしたから周囲の様子(雰囲気)を感じ取るようになったといいます。

女性に備わる母性もそこから来たと言う人もいます。

表情や雰囲気から周囲を察するようになり、男性よりも感情や感性が豊かだとも言われます。

 

ですが、昔から女性は社会に進出する機会が少なかったため

画家や作曲家に男性が多く、女性が少ないのはそのせいです。

作曲家はいるにはいたのでしょうが

修道女としてミサのために曲を書くくらいだったようです。

 

近代になって女性の社会進出が進みいろいろな場で活躍されています。

100年前からしたら考えられなかったことでしょうね。

 

そんな中から言われるようになった『男脳』『女脳』。

確かに歴史的に見たらそうのような傾向があるのかもしれませんが

私はどちらも人間に備わった能力なんだと思います。

 

センター試験(1)

今日はセンター試験1日目でした。

 

受験生の皆さん、ひとまず1日目お疲れさまでした。

明日は理系科目ですね。

 

2日間での合計が合否を左右するので

今日手応えがいまいちだった人も

思いのほか出来たと思う人も

明日は明日です。

気を抜かない様にしてください。

 

それにしても、センター試験の日は何で毎年悪天候なんでしょうね。

2-3年に1度は全国的に大寒波が到来し

そのシーズンで初めて雪の予報になることが多い気がします。

今思えば私が受験生の時もそんな天気でした。

 

そんな悪天候もあってか

試験当日は不安で不安で落ち着きませんでした。

まず、試験会場にたどり着くのかという問題もありました。

 

結果無事到着は出来たのですがかなり緊張していました。

ただ、当時通っていた塾の先生に

『緊張しているのはみんな同じ。敵は周りじゃなくて自分だからいつも通り臨んだらいいんだよ。』と言われ、少し楽になりました。

 

あと

『もし緊張するようなら、試験前にトイレに行って鏡に映る自分を見るといいよ。』と言われ、『ホントかよそれ』と思いつつも実践して何となく落ち着けていたような記憶があります。

 

そう、受験は自分との戦いです。

正直受験が終わり大学に入って今になると

大学受験の試験問題なんて答えがあるものばかりで楽だったと感じています。

まあ当時はそんなことも言っていられなかったけど。

 

本命の国立大学の二次試験のときも何故か試験と試験の間に母親に電話した記憶があります。

今思うと少し恥ずかしいですが。笑

 

平常心を保っていると思ってはいましたが、思っている以上に緊張していたんだろうな...

 

何とか現役で合格出来たのですが、あのプレッシャーを二度受けろと言われたら

チキンな私は耐えれなかったと思います。

そう考えると浪人生の方々の執念はすごいのかと思います。

 

そうそう、僕は次の年からは立場を変えて塾講師として生徒を送り出すようになりました。

その時持っていた高校3年生はまさに弟や妹みたいなもので、すごく思い入れがあります。

格通知を持って塾に来てくれたときはすごく嬉しかったし、

『先生ありがとう!』の一言が心に響きました。

 

問題を解くのは受験生自身ですが

その試験を受けるまでの道のりにはたくさんの人が関わっています。

 

そう言う人達の支えに応えるためにも

最後の最後まで全力を出して試験に臨んでほしいですね。

元講師としてそう思います。

 

 

さあ、実際のセンター試験の中身に関してなのですが、

これは明日の理系科目が終わってからにしましょう。

そして私が考える来年度以降の受験生に向けた対策を少しお話ししたいと思います。

 

数学だけに関して言うと、かなり伸びると思います。

過去の生徒の例と自身の体験談をもとに書いていきますので

よかったら読んでください。

 

 

では

細胞から臓器再生へ

今日もまた、日本の再生医療技術の輝きを見ました。

 

国立成育医療開発センター(東京)でES細胞を使って小腸の組織再生に成功したとのことです。

 

先日のiPS細胞での網膜色素変性症の治療といい

最近は臓器再生医療が活発ですね。

 

 

scimnography-xxx.hateblo.jp

 

 

私がこの世界に入ったばかりの頃はまだiPS細胞が発見されて間もない頃でした。

ある時再生医療に興味を持ち、日本再生医療学科という学会に潜入(もちろん参加費は払いましたが)して

ノーベル賞を受賞する前の山中先生や臓器再生医療の権威である東大の中内啓光先生の講演を聞いた時は

まだまだ長い道のりだと言っていました。

 

その頃はマウスの背中に人間の耳をさせ話題になっていた頃です。

もちろんこの耳には軟骨等もあるのですが、移植までは難しい。

 

当時東京大学明治大学が共同で行った研究で

豚の体内で人間の心臓を再生させるというものがありました。

 

先行する研究ではラットの体内でマウスの臓器を

逆にマウスの体内でラットの臓器を作るというのは行わており

これらは成功していました。

 

たしか豚の体内で人間の心臓を作ることも成功していたと思います。

豚は人間とその遺伝子の相同性が高く、非常に似ているとのことだったため

豚が選ばれたのだったと記憶しています。

(違っていたら申し訳ない、うろ覚えです)

 

ですが、その時の学会である方が『どれくらいで臨床応用までもっていけるのか』と質問したところ

答えはかなり難しいとのことでした。

それは、心臓そのものは人間なのですが、心臓と全身とを繋ぐ血管がキメリックな状態になっているからでした。

 

キメラという言葉は聞いたことある人も多いと思います。

ここでいうキメリックとは、豚と人間の血管が混ざった状態をさします。

つまり、このまま人間に心臓を移植すると血管の部分で移植拒絶が起きるのです。

 

移植手術で問題なのがこの拒絶で、通常親族から臓器提供されるか

免疫抑制剤、例えばステロイド剤を服用することで移植時の拒絶が起きにくくしています。臓器再生の場合、もちろん免疫抑制剤の服用となるのでその副作用が出ます。

 

果たしてこのキメリックな状態になる問題は解決できたのか、詳しくは分かりませんが

何かしらの進展はあったとしても安全面等の試験がまだまだ残っています。

 

とは言え細胞から様々な臓器を再生することができるまでに科学技術は進歩しています。

これ以外にも心臓が弱った人に心筋のもとになる細胞を重ね合わせて作った心筋シートを移植する試みや先日書いた記事のように視覚に関する細胞の再生も行われています。

 

次はどんな難病の治療方が開発されるか個人的にはすごく楽しみです。

 

 

iPS細胞の臨床応用

iPS細胞を使った『網膜色素変性症(RP:retinitis pigmentosa)』 の治療法が確立されるかもしれません。

今朝方、理化学研究所(理研)の研究チームがマウスを使った実験で

この病気を発症したマウスにiPS細胞から作った網膜組織の細胞を移植することで

失われていた光認知能力を回復したとの報告がありました。

論文はまだしっかりとは読んでいないのですが、おそらく杆体(かんたい)細胞かと思います。

この細胞は暗闇にあるごくわずかな光にも反応する細胞です。

いわば光増感細胞とでもいいましょうか。

暗所でものが見えない夜盲の方はこれが弱くなっています。

 

最近理研の話題が多いですね。

大きな研究機関だけあって成果はちゃんとしたものです。

STAP細胞の件からの信頼回復には時間がかかるかと思いますがこれからも期待大です。

 

で、その網膜色素変性症、通称RPなのですが

目の病気のひとつで、簡単に言えば徐々に視野が狭くなっていく病気で

最終的には失明に至ります。

 

成人が失明する原因の第3位とされており、厚生労働省でも難病指定されています。

ちなみに第1位は緑内障、第2位は糖尿病網膜症です。

 

これらの病気は発症すると完治させることが不可能であり

病気の進行を遅らせる対処療法しかありませんでした。

 

その病気について改善した例が報告されたことはこの病気を患っている方にとって希望となるでしょう。

私も成人になってから激務でなんとなくパソコンの画面が見づらいことがありました。

 

でもみなさん!子供の時、視力が落ちることがあっても

大人になってから落ちることってないらしいんですよ!

もちろん外傷や老眼等は別としてですが。

 

これを先輩に話したら

その先輩の上司であまりの激務で片目の光を失った人もいるらしいです。

病気としてはこの網膜色素変性症だったそうです。

 

日頃風邪をひいたり体調が悪かったら内科を受診して、歯が痛むのなら歯科医に診てもらうのに

物が見えづらかったら疲れているせいにしてませんか?

それ、しっかり診てもらったほうがいいですよ。

 

私も眼科で診てもらったら、ドライアイ、アレルギー性結膜炎に加え

若干眼圧が高かったようでした。

長時間のデスクワークを避け、適度に遠くを見たり

目を凝らしてPCの画面を見るのを避けるようにと言われました。

そうでないと、将来網膜色素変性症や他の病気で失明する可能性があるといわれ

かなりゾッとしました。

 

視覚からの情報は、味覚、聴覚、嗅覚、触覚といった他の五感から受け取る情報量より圧倒的に多く

全情報のおよそ8割と言われています。

日常の情報のほとんどが目から入ると言っていいでしょう。

 

その情報の関所である目を失うことは正直怖いですよね。

この理研の報告はこれからの治療に期待できるものだと思います。

 

理研はこれ以外にも加齢性黄斑変性という別の病気で、これも失明の原因になり治療法がなかったのですが

マウスのレベルで成功をし、最近臨床で人でも有効であるとの報告がありました。

あれは確か50代の女性だったかな?

 

 

まだその症例が少ないため、iPS細胞のがん化や病状の改善がどこまでなのか、個人間の差はどれほど出るのか

など問題は多いですが、難病と言われだ病気が徐々になる時代になってきています。

 

それもこれも山中伸弥先生らの研究チームがiPS細胞を発見し、報告したことから始まりました。

そしてそれをここまでの科学技術に育て上げたのも日本の研究チームです。

 

これほどの人材がいるのですから、日本政府も研究軽視をやめ、予算をあててもらいたですね。

Obama's article

今朝方、現アメリカ大統領のバラク・オバマ氏が国際的な学術雑誌であるScienceに論文を投稿し、それが公開されたとのニュースがありました。

 

内容は『不可逆的なクリーンエネルギーの機運』と題され、

エネルギー問題に警笛を鳴らすものでした。

 

Scienceなどの科学雑誌に現職の大統領が論文を投稿するのは極めて異例らしいですね。

 

『Change!』や『Yes!We can!』など

印象的な発現を残してきたオバマ大統領ですが

ノーベル平和賞の受賞や昨年の広島訪問の際の立ち振る舞いなどからも分かるように

すごい人格者なんだと思います。

 

そう言えばあまり知られてはいないようですが

日本国の現天皇である今上天皇も実は科学者です。

 

魚類学者であり、本名?である明仁(Akihito)の名で数本論文を投稿されています。

 

どうやらハゼの研究をされていたようで、オバマ大統領と同じくScienceに掲載されています。

 

他にも秋篠宮文仁親王も博士号を取得されているらしいですね。たぶん他の方も何人かそうなのかな?

 

別に右とか左とか、そういうのではないんだけど

影響力のある人の論文って何かすごいなと思いました。

 

さてさて、もう少ししたらトランプ政権が発足します。

トランプ氏の発言で印象的だったのが

『Great America!』ですわ。

 

これからの世界情勢に目が離せないですね。

科学者の雇用体系

どうもです。

 

ここ数日、旧友や後輩達から新年会の新年会のお誘いがあったので更新出来ませんでした。

 

昨日か一昨日?ニュースになっていたけど

理化学研究所が終身雇用を4割まで拡大すると言う記事がありました。

 

みなさんご存知、理研こと理化学研究所は国の研究機関であり、多くの研究者が所属しています。

 

ですがそのほとんどが任期付きの役職、小保方さんで有名になったユニットリーダーもそれにあたります。

 

理研にずっといる人の方が少なく、多くの人はそのプロジェクトを遂行する3〜5年程度しかいません。

 

そしてプロジェクト終了とともに他のチームを探す……

これを数回繰り返してようやく定職に就けます。

 

その間の給料といったら薄給です。

理研は高待遇なのでいいのですが、普通のポスドクさんだと年収300万程度も多いと聞きます。

 

しかも全員が成果を出して定職に就ける訳ではなく、実力はもちろん、運も大きいです。

 

大学教員もそこまで高待遇とは言えず、国立大学だと等級が決まっているので

めちゃくちゃ頑張っていても、手を抜いて他の人に任せていても評価は同じなのです。

 

もちろん論文発表や講演会での招待講演等で変わりはしますが。

 

どうですか?30歳手前まで様々なものを犠牲にして頑張ってきたのにその先はまだ見えない。

 

そんな職に就こうと思っている人は研究に興味があるからそこを選んではいるのだろうけど

やはり現実は見てしまう。

 

世界がもし100人の村だったら

のパロディで博士の現状を描いた

『100人の博士がいる村』

というのをご存知でしょうか?

 

私の記憶では、10人前後は行方不明か自殺となっています。

別の10人くらいは無職です。

 

つまり博士課程あるいは博士号取得者の2割は生きることすらままならないと言える状況なのです。

 

日本政府も変なところに無駄な予算を使わずに、研究者に限らずこういう人達の雇用を考えて欲しいものですね。